■霧島便り81
【あれもダメ~これもダメ~】
さてさて、今回も「食育」「食養」についてのお話し。
病気のひとならいざ知らず、健康志向に偏るあまり、ストイックになりすぎている方もあまりよろしくありません。
中には、お肉を食べてると悪いひとで、ベジタリアンは善いひと。みたいなレッテルを平気な顔で貼りつけているかたも見受けられるので困ったちゃんです。
どんなに身体によい食材でも、美味しくいただくことが持続できなければ滋養にはなりえません。そう考えると、やっぱり料理に対しても、創意工夫が大切ですね。
どんな場合でも、「モノ」より「心」が先だと思います。
知識に惑わされて、頭だけの理屈だけで食べていては「モノ」だけを身体に入れることになります。
それは「食事」というより、単に「物質を身体に入れている作業」ということではないでしょうか。
食材には自然の命、自然の恵みであるエネルギーが宿っていることを忘れてしまうと、「滋養」にはなり難いのだと思います。
そのようなことも含めて、「食育・食養」だと思うのです。
木津龍馬
