■霧島便り438
【自然薯・ジネンジョ】
●ヤマノイモ科ヤマノイモ
別名をジネンジョ、ヤマイモ
栽培されている長芋やイチョウ芋、大和芋などをまとめてヤマイモと呼ぶこともありますが、写真はヤマノイモで山に自生するジネンジョです。
栽培されている種類は、中国から日本に伝わったもので、自然薯とは違います。
本物の自然薯は値がはりますもんね~。
日本原産の野生種は古来から山菜の王者と呼ばれています。
春には新芽、ちょうど今の時期、秋から冬にかけてムカゴとイモを採取します。
イモは粘りが強くて、とろろ飯やとろろ蕎麦は、絶品ですよね!
自然薯の特色は、良質のデンプン質+アミラーゼなどの酵素がたくさん含まれていますから、食べたものを速やかに消化吸収する作用があります。
胃がもたれやすい人には、もってこい。とろろを食べればいつのまにかサッパリしますよ。
鉄分、カルシウム、リン等のミネラルやビタミン類も豊富なので、新陳代謝や細胞の増殖機能を促進する作用もスゴいのです!
成人病、ガンや糖尿病予防、疲労回復にも効果があります。
昔っから、精のつく滋養強壮食として有名ですね。疲れやすい人、精子の稼働率が弱い人や更年期の人は、ぜひ毎日食べてください。
※漢方薬では「山薬」(じょよ)と呼ばれ重宝されてきましたし、近年では「自然薯にだけ」に含まれる「ディオスゲニン」と言う物質が、若さの維持やホルモンバランスに関係しているDHEAを増やす役割があるということも分かってきました。
DHEAは神経ホルモンの一種で脳内の神経細胞の情報伝達に関与していて、神経伝達物質ドーパミンを適切な量に戻したりホルモンの分泌を促進させる効果がありますから、自律神経の失調には効果絶大です。
※自然薯の探し方
山中の雑木林や、荒地、藪に生えるつる性の多年草です。葉は先のとがった細長い心臓型で、長さは6~10センチあります。5センチほどの葉柄があって、茎に対生します。夏には葉の付け根から花穂を出して、白色の小花を多数つけます。
雌雄異株で、雌花は垂れ下がっています。逆に雄花の穂は立ち上がります。秋には、葉の付け根に直径1センチほどのムカゴをつけます。そして地下には塊根があります。4~6年くらい育った自然薯は、よじれながら地下深く伸びて、しだいに太くなります。長さ、なんと1メートルを越すものもあります。こうなると掘り出すにはものすごい労力を要します。春になるとイモの頂端から発芽して、夏までにはイモの養分は使い果たされますが、また、新たにより大きなイモが晩秋までに育つ「循環型」山の王者です。
また皆で堀りに行けるとよいですねー!!
その日を楽しみに!



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