■霧島便り288
【ヤモリ】
イモリは、ヤモリやトカゲと違って両生類。
ヤモリとイモリの違いは、家の中にいるから「ヤモリ」=「家守」。水の中(井戸)にいるから「イモリ」=「井守」。
冗談のような話。
そして、おなかが赤くないのが『ヤモリ』、赤いのが『イモリ』。
これも単純で冗談みたいな話。
その他、ヤモリには「まぶたがない」「爪がある」「指の裏側で垂直面に貼り付くことができる」「尾の側偏がない」「全身に鱗がある」などの特徴もあります。
そしてイモリには「おなか以外全身が黒っぽい」「尾が側偏している」「爪がない」などの特徴があります。
さて、爬虫類と両生類の違いには「肺呼吸」と「皮膚呼吸」の違いがありますが、「井戸の中」を守る「井守」、つまりイモリは皮膚が湿っているので皮膚呼吸の両生類(水が必要)。「家の中」を守る「家守」つまりヤモリは、皮膚が湿っていないので肺呼吸の爬虫類。という説明もなされます。
しかし、それはすべてに当てはまるわけではなさそうで、例外もあるとか。
意外にややっこしいのですが、いずれにしても人間さまがつくった学説なので、どっちでもよいのですが、水と家を守ってくださるイモリもヤモリもありがたいことにかわりなし。
写真はわが家のヤモリ。
年に数回は姿をお見せくださりますが、その割合は台風の前後が多いのです。
いつも出会うとワクワクするし、感動して涙が出てきます。
大自然に近い暮らしは、毎日が新鮮な発見の連続です。
感謝感謝です。
国際中医師 木津学
