■霧島便り22
【流れる雲の下で】
これが10月も終わろうとしている空。
まるで夏雲のようです。
ここ霧島は
朝晩、すでに12度を切る気候です。
周囲の葉っぱも
黄や赤に色づきはじめました。
今日は
山の中で栗を拾い
棘をはらい
薄皮を剥いて
甘煮で
自然の恵みをいただきました。
そんな中
嬉しい一報が届きました。
震災後、ド田舎に移り住んだ若い旦那さんと年上女房の夫婦に、新たな命が宿ったとのことです。
かつて、「大切なものを守りたいのなら、決して腕を下にさげるな」というワークで、利き手ではない逆の腕に、人をぶら下げ、さがってしまった己の姿に目を真っ赤にして悔しがった若武者です。
彼は、独身のころは音楽への夢を持っていましたが
いまでは、馴れない土地で
ドロドロになって護るべきもののために、歯を喰いしばって、働いて生きています。
講座や
ワークには参加が難しいご夫婦ですが
離れていても
この空のした
同じ方向をみて
現場で
ともに学んでいることを
ものすごく感じます。
純朴、純粋、真っ直ぐな男にはヤラレます。
ぐわーっと胸をわしづかみにされて
熱い風が心の臓を突き抜けるのです。
最高に
リスペクトします。
ありがとうございます。
それから、第二子、おめでとうございます!
木津龍馬 拝