HOME
> きりしまだより > 霧島便り209
■霧島便り209
【羽】
羽があったら
空を目一杯
翔んでみたいと思う。
上昇気流にのって
空高く舞い上がりたい。
雨がふれば
濡れた重い羽で
もがきながら
這いつくばるようにして
飛びたいと思う。
そして
生きて大地にもどれたなら
花の蜜を
腹一杯飲ませてもらうのだ。
木津学
<<霧島便り208
霧島便り210>>