■霧島便り169
【ヘビイチゴのちから】
昨年食育76でお伝えしたヘビイチゴ。
今年もわんさかなっております。
多年草植物のヘビイチゴは、日本全土&中国に分布しています。
葉は3つの小葉。長い柄の先に可愛い黄色い花を咲かせます。
果実は無毒。
特に味はありません。
このヘビイチゴ。実は薬草なのです!
性質は陰性。
全草を乾燥させてから使用します。
赤い果実は、焼酎につけて虫さされなどの治療にも使用できます。
また、解熱作用ももちあわせます。水約500ccに全草を乾燥させたヘビイチゴを5~15グラム程度いれて、半分量くらいになるまで煎じて飲みます。
そして痔にも効果が期待できます。
水約200~300ccに対して乾燥させた全草を5~15グラム程度いれます。三分の一程度まで煎じた液で患部を洗い流します。
煎じたものはアトピーや皮膚炎にも効果が期待できます。さらに!白髪にも効能があるのです!
かなりスゴイ!
ヘビイチゴ!
名前からは想像できない効果効能をもつ薬草です!
この季節、各ご家庭で常備してはいかがでしょう!?
木津学

