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霧島便り

■霧島便り159

【山登り感想】


山登り(崖登り)に男衆をお一方お連れいたしやした。
自然を壊さないように苦しみながら登り、何も言わなかったのに、山頂ではちゃんとゴミ拾いもしてくれました。うれしかった。

その後、東京からのお客人と一緒に湧き水汲みへ。
今度は皆をお連れするぜよ。お楽しみに!\(^o^)/
木津龍馬



木津先生

本日は山登りの貴重な体験をさせていただき、
ありがとうございました。
気分はトレッキングだったのですが、現実は草木がさえぎる道をかき分けての崖登り。

崩れ落ちていく足場、ふるえる足・・・高い。
少しの恐怖を覚えました。
運動神経にはそれなりに自信がありましたが、甘かったな~、トレーニングしてくればよかったな~っていうぐらいの山登り。


足場だけを気にしていると、今度は棘のある草木が身体に絡みついてくる。
草木を気にすれば、頭上の枝に頭をぶつけそうになる。
頭からつま先まで意識を集中させながら、普段味わうことのない緊張感を味わいました。


ツタを掴んで登るとき、それに頼り過ぎて体重を掛ければ、ツタは切れ、落ちるということ。
まさに人間の世界と一緒。
あくまでも自分の身体でバランスを取ることが重要で、ツタはバランスをとるための補助でしかない。

誰かに依存したりするなよ
という自然からのメッセージ。

足の置き場を確認しながら、ふんばる場所と、次へのステップ。
時にさぐりながら、時に瞬時にテンポよく。
まさに認知・判断・操作でした。


最後の最後に反りかえりながら登るとき、木にしがみつき、必死に身体を持ち上げました。
落ちる~とか思いながら、危機感を感じつつも、木に掴まっているのが気持ちよくて、ずっとコアラというか、なまけものというか、みたいになっているのも悪くないかもしれないとも思いつつ、身体を持ち上げました。

正直しんどかったです。
変な高揚感がありました。

登ったあとで見た、木々たちの力強さと木漏れ日の優しさ。
すげ~、すげーしかなかったです。

なんでしょうか、子どもの頃の自分に戻った感じでした。
探検隊とか言って、森の中を歩いて、ちょっとしたスタンドバイミーを味わってました。


降りたあとは泥だらけで、家についたら顔も首も、鼻の中も耳も真っ黒黒でした(笑)


木津先生、今日は本当にありがとうございました!
また、宜しくお願いいたします。


それにしても先生が一人であんな危険な山登りをしていることを想像すると笑えます。
これは良い意味です。そういう大人がたくさんいたら、笑えちゃうぐらい真剣に山登っている大人がもっといたら笑っちゃうけど、幸せだなって思います。自分もそうなりたいし、そうありたいと思います V












※最後の写真は、裏山の木苺。今年は早くも実がなりました! 甘酸っぱくて美味しいですよ~!!



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