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霧島便り

■霧島便り124

【自然のちから・柿の葉】



写真はわが家の柿の葉。

生薬名は柿葉。(陰性~中庸)

葉はそのまま薬用部となります。採取時期はちょうど今頃からの柔らかい若葉。だいたい6月くらいまでのものがよいでしょう。

作り方は水洗い後に日干しにするだけ。

葉に含まれるルチンとクエルセチンという成分には、血管を強化して血圧を下げる作用があります。その他、ウルソール酸、グルコサイド、ケンフェロール、ビタミンC、オレアノール酸、ベツリン酸、ウバオール、ヒドロキシウルソール酸。

これらの成分は、基本的に血圧を安定させる作用があり、高血圧予防や高血圧降下に期待できます。

また、柿の葉茶にはカフェインが含まれていませんので、日本茶や紅茶を飲むと寝つけなくなる人にもお勧めです。

※ノンカフェインで、ビタミンCが豊富なので、妊娠中の妊婦さんや、癌のひとにもお勧めです。(治療中のかたは主治医に確認してください)


柿の葉茶の飲み方は、大さじ1杯を急須に入れて熱湯を注ぎ、10分ほど時間をおいてから湯のみに入れて飲用します。

ただし、柿の葉茶は弱酸性なので、アルカリ性のコーヒーや緑茶を一緒に飲むと、ビタミンCが半減してしまうので要注意です。

ビタミンCが豊富な柿の葉は、緑茶やレモンの20倍以上も含まれいてます。また、プロ・ビタミンC(ビタミンC前駆体)は、体内に入ってからビタミンCに変化するので、調理時に熱で破壊されないから助かります。

※天然ビタミンCは歯の発育に必要不可欠で、皮膚の細胞や、毛細血管を健全に保つためにも大活躍します。新陳代謝、血液再生(凝固作用)にも役立ちます。

今年は柿の木さんから、ちょいと若葉を譲っていただいて、活用してはいかがですか?\(^o^)/

でも、若葉の採りすぎは注意ですよー。


秋には実をくださり、、春には葉を。干し柿は美味しいし、柿は優れもの!!

感謝。


木津龍馬








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