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霧島便り

■霧島便り103

【沈黙の臓器・肝臓2】




肝臓に溜まった脂肪を燃やすために重要な方法があります。

それは「睡眠」です。

肝臓は日中、脳の活動のために糖を使ってエネルギーをつくりだします。ところが、夜の睡眠中は脳が活動エネルギーを昼間ほど必要としません。

そのような待機時には、肝臓の機能は脂肪をつかって心臓のためのエネルギーをつりだす働きに切り替わります。

つまり、肝臓は昼間と夜で機能が切り替わるのです。
すばらしい陰陽の切り替えスイッチです。

ムダに夜更かししていると、本来肝臓が燃やすはずの脂肪が燃えないということですね。

浅い睡眠も、脂肪燃焼の効率を落とします。

ですから、「質のよい睡眠」をとることは脂肪肝の予防にもなり、肝臓病の治癒にもなるのです。

逆にいえば、昼夜逆転の生活や、ストレスをかかえた生活を続ければ、自律神経の乱れで睡眠が浅くなり、肝臓に脂肪がつきやすくなるのです。


また、今ではすっかり認知度の上がったウコンも、使い方によっては逆効果になることがあるで要注意です。

ウコンに含まれている鉄分が、肝臓病の方にとって症状を悪化させる場合があります。

肝臓を患うひとの中には、健康な人に比べて鉄が肝臓にたまりやすい「鉄過剰」状態になることがあります。鉄が錆びることと同様に、体内にたまった鉄分が肝臓の炎症を悪化させるのです。

健康な人がウコンを通常量、飲用することには全く問題はありませんが、肝臓に問題をかかえているひとは、医師への相談をおすすめします。

※ウコンを材料にした健康食品の中には、鉄分がほとんどふくまれていないものもあります。


※肝臓病の患者さんの中で、心配な方は、専門医に相談の上、血液中の鉄量「フェリチン値(体内の貯蔵鉄)」を調べてもらいましょう。ウコンに限らず、鉄を控える必要があるかどうかが解ります。


※ここ1~2年で急激に肥ったひと、見た目は痩せていても体脂肪率が高いひと、怒りっぽくすぐに疲れるひと、は要注意です。



☆女性群に朗報・おまけ☆
セロリの成分の一つである「メニチオン」は、肝機能を助ける働きがあります。セロリを常食すると肝機能が活発になり、同時に女性ホルモンの分泌が活発になりますから、肌に張りが生まれ、艶がでます。つまり、「潤う」ということでーす。\(^o^)/

また、更年期障害に悩んでいる方も、セロリを常食すると、症状の軽減が期待できます!

ただし、セロリは陰性ですから、摂る時間やタイミングも考えてくださいね~
\(^o^)/


木津龍馬



木津龍馬



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